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体験すれば分かる!釣れるマダイジギング&安定のタイラバ!「熊野灘のタイラバ&タイジグ」

隔週刊つり情報編集部

以前、東京湾口や南房、外房で夏に100m以深をタイラバで狙ったことがあるものの結果は出なかった。

いわゆる「ディープタイラバ」というやつで、東海や西日本では珍しくなくメタルジグでもマダイが釣れている。

こうなると、関東でどうこうというより、釣っている現場を見たくなる。

地球の向こう側と瞬時につながる便利な世の中にあっても、この目で確かめないと納得がいかないものなのだ。

キーワードは「深場」「ベイト」「ドテラ」

80~120m。

7月17日に紀伊長島の沖で和栄丸がマダイを狙った水深である。

熊野灘に面した当地では、タイラバやメタルジグでのマダイ狙いは概ね120m、春には150m前後を狙う。

関東のマダイ狙いでは冬のコマセダイを除き、ほとんど聞くことがない深場だ。

野呂和広船長は魚群探知機とソナーで念入りにベイトを探し、これぞと思う反応にタイラバやジグが当たるよう、潮と風を計算して船を止める。

そして船は風まかせ、潮まかせのドテラ流し。

当日はタナジグの田中代表、フィールドスタッフの林さん、串崎さんをはじめ5人が左舷に並び、田中さんはタイラバ、林さんと串崎さんはメタルジグで、残る2人は両方で狙った。

水深100mでのドテラ流し、北東の風やや強め、波もあり、船は揺れながら0.8ノット前後で流される。

田中代表のタイラバは165g、林さんと串崎さんのメタルジグは155g。

当然、道糸は斜めに出ていくが、「もっと糸が出るくらいのほうが釣れるんですけどねえ」と田中代表。

野呂船長も、「そうやね、マダイ狙いなら、上潮でもっと船が引かれるほうがええね」と言う。

このとき道糸は130mほど出ていたが、田中代表によれば300~400m出すことはザラとのこと。

ということで、田中代表も、林さんも、リールはラインキャパが多く、巻き上げ力に優れるオシアジガー1500PGを愛用している。

釣行の様子

「あいや~じぐ」を始め、 三重県を発信地に新しいジグ、タイラバなど釣りスタイルを提案する「タナジグ」の田中良和代表は、タイラバで3kgオーバーを筆頭に良型3枚をキャッチ

右列がタイラバ (あいや~玉、あいや~玉ハイブリッ ド)、上中がSLJ 用(あいや~じぐ& スレンダー)、左がマダイ、青物対応 (あいや~じぐ100~155g、てんぱもん)

右列がタイラバ (あいや~玉、あいや~玉ハイブリッ ド)、上中がSLJ 用(あいや~じぐ& スレンダー)、左がマダイ、青物対応 (あいや~じぐ100~155g、てんぱもん)

オレンジ色のタイラバ

当地でもオレンジが主力

釣行の様子

マダイ以上に喜んでいたのが50cmのアマダイ。これもオレンジ色のタイラバ

タナジグ あいやー玉 165g #7オレンジラメ

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釣行の様子

「あいや~じぐ」155g。グロウ&シルバーはマダイ、青物、底物に効く万能カラー

釣行の様子

夕マヅメには浅場でキャスト。「あいや~じぐスレンダー」40gでマダイをキャッチしたタナジグフィールドスタッフ・林寛之さん

タナジグ あいやーじぐ 155g (ジギング メタルジグ) 1:ケイムラシルバー

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水深100m以上の場所をドテラ流しで狙う場合、ジギングでのマダイ狙いはライトジギングタックルが基準になる。

道糸が300~400m出るようなシチュエーションが楽しいと語る田中代表はオシアジガーを使用。

釣行の様子

「ゼニス」の「タイラバスペックTZ63BUL-GB」プロト。PEにノロが付いてもトラブルにならぬよう大きめのガイドをスパイラルセッティングしてある

釣行の様子

タイジギングを始め青物などライトジギングに幅広く対応する「ゼニス」の「ゼロシキマスタースペックTZ(2万9800円)」はタナジグとの共同開発。実釣力はごらんのとおり

タックル

SLJ、スーパーライトジギングの基軸といえるロッドが「ゼニス」の「ゼロシキスーパーライトスペックTZ(2万8300円)」80gまでならUL、100gまで、またはやや硬めが好みならSLがおすすめ

ベクトルを考慮したウエイト選択とタイジギングのアクション

深いことに加え道糸が斜めになるため、海底から探る距離は長くなる。

目安としては30mだ。

田中代表が幸先よく釣り上げた3kg級は、底から30mほど巻き上げた後のフォールで反応、直後の巻き上げでアタってきた。

この後、アマダイを挟んで良型マダイ2枚を追加した田中代表によると、ドテラ流しでのタイラバの選択は、魚の活性が高いときは「縦」、低いときほど「横」を意識するという。

要するに、活性が高いときには重いタイラバで道糸を立て気味にし、素早く、回数多くタナを通過させてリアクションを狙い、渋いときはギリギリ底が取れる軽さにして道糸を斜めに出して長い距離ゆっくりとタイラバを見せてやる。

言うなれば、ベクトルを考慮したウエイト選択だ。

その上で、巻き速度は毎秒1m弱と、やや遅めを基準にしていた。

一方、メタルジグによるマダイ狙いは、使用ジグの目安が120~200gということもあり、スーパーライトではなく「ライトジギング」と呼べるタックル。

フックも#1/0相当の小~中型青物狙いと変わらない。

ただし、誘い方は青物狙いと異なる。

イメージを図示するとイラストのような動き。

タイジギングの誘い

マダイ狙いのジギングのシャクリは小さくていねいだが、決して遅くはない

タイラバより若干早く巻き、小さく竿を動かすのだが、やってみると結構簡単で、楽だ。

ジーッと一定速度で巻き続けるタイラバよりも正直、動作が楽しい。

一度いい思いをすると、以降はタイラバよりジグを選んでしまうほどだ。

ただし、冷静に見ればマダイ狙いではタイラバのほうがアタリが多い。

実を取るならタイラバである。

紀伊長島ではこの時期、タイラバで目安となる釣果が半日で2~3枚。

取材日は合計5枚の好日だった。

シチュエーションとしては伊豆半島、洲ノ崎沖、勝浦沖が近いと感じた。

今後ぜひ、試してみたいものだ。

釣行の様子

(左)90~120mへ落ちていくポイントに出たベイトの反応(右)タイラバではキダイも(下)ナブラではサバが入れ食いに

釣行の様子

(左)巨大なウッカリカサゴ。当地では総じて「ガシ」と呼ぶ(右)マダイ狙いでもフックはイセアマ20号相当と大きい

釣行の様子

三重、あいや~じぐ、とくればイサキです

釣行の様子

(左)大きなアジもメタルジグにヒット(中央)ナブラにキャストするとカツオ&サバ(右)ベイトに着いているのは魚だけではない

串崎智直さんと2kg弱のマダイ

タナジグフィールドスタッフ・串崎智直さんはメタルジグで2kg弱

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隔週刊つり情報(2020年9月1日号)※無断複製・転載禁止

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