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三石忍の最新!!東京湾テンヤタチウオ事情

船釣りマガジン 編集部

専門船がスタートしておよそ2カ月。

東京湾のテンヤタチウオは新たな局面を迎えている。

そこで、東京湾のテンタチブームの火付け役でもある三石忍に東京湾のテンタチの現況や今後の見通しなどを聞いてみた。

今回の取材を行ったのは10月2日、内房富津港の川崎丸。

9月末よりテンヤタチウオ専門船への切り替えを行ったばかりでテンタチビギナーの方も多く、この日もほとんどの人がテンタチ初挑戦だった。
 
そのため、三石忍が特別に朝の講習。

毎度のことながらこの人の教え方は非常に分かりやすい。

復習の意味も込めて、ポイントとなる点をいくつか紹介しておきたい。

釣り人の写真

ブームが到来して2カ月たったとはいえ、まだまだテンタチ初挑戦の人は多い

ビギナーが知っておきたいテンタチ7つのポイント

Point①エサはていねいに付ける

タチウオに生きたイワシだと思ってもらえるよう、ていねいに付けることが肝心。

テンヤとイワシのサイズを合わせることも大切で、イワシが大きい場合はテンヤのハリからイワシの尻尾が2㎝くらい出るように頭や腹をカットする。

また、大羽のイワシを巻くときのポイントとして教えてくれたのが腹側の身の片側だけをカットする方法。

こうすることでハリ軸を包み込みやすく、縛ったときのまとまりがよくなる。

エサの写真

(上)片方の腹側だけカットすることでハリに巻きやすくなる(下)釣っている最中などに内臓が出てきたら取り除かないとアタリも減ってしまう

Point②イワシのカットは船ベリの外で

イワシをカットする際は必ず船ベリの外側で行い、切った残りの身も海へ捨てること。

船内にイワシのカスが残っていると臭いも出るし、踏んだときに滑って危ない。

また、イワシを縛ったテンヤは船ベリへ直接置かず、トレーなどに乗せておく。

Point③ドラグ調整を怠りなく

タックルについては可能な限り専用竿の使用をすすめるが、そのほかヤリイカ竿や餌木タコ竿など硬めの竿を使う場合にも、リールのドラグ調節を忘れないようにしてほしいとのこと。

テンビンと違ってダイレクトに魚の引きが伝わるため、ガチガチのドラグで無理に巻き上げると、竿の破損やハリ穴が広がってのバラシにつながる。

ドラグは緩すぎてもハリ掛かりが悪くなるので、メータークラスのタチウオが掛かったときにジリッ、ジリッと出るくらいに調節しておく。

Point④投入は極力キャストする

潮の流れが速い日は船下へそのまま下ろすとほかの人の仕掛けに乗っかってしまう。

潮の流れと逆方向へ投げることでオマツリ防止になる。

また、テンビンの釣りと同様に、船長の指示ダナより下ろさないようにする。

釣り人の写真

(左上)イワシのカットは必ず船の外で(右上)イワシやテンヤは直接船に置かない。川崎丸ではトレーとタッパーの貸し出しあり(左下)ハリ掛かりした直後のキックバックは強烈、竿が立たないこともある。ドラグを調整しておかないとバラシにつながるので注意(右下)テンヤの釣りではキャスト投入が基本

Point⑤ゼロセットは竿を立てた状態で

電動リールの場合、船ベリ停止のゼロセットに注意。

通常は仕掛けが海面にきたところでゼロセットするが、テンヤの場合は竿を立てた状態でゼロセットする。

テンヤにはハリスがないので、海面でゼロセットすると竿を立てたときに魚が海面から出てしまう。

こうなるとタチウオが暴れてバラしやすい。

竿を立てた状態でゼロセットしておけば、リーダーをつかんだときにもテンヤはまだ海面下にあるのでその後の取り込みがスムーズにできる。

Point⑥竿での抜き上げはNG

取り込みは、本誌でも再三注意喚起しているように竿での抜き上げはしないように。

魚が外れたときにテンヤが飛んできて事故につながる。

必ず竿を置き、両手でリーダーをつかんで取り込む。

タチウオが小さいとつい片手でヒョイッとやってしまうが、普段からこの動作に慣れておかないと、いざドラゴンが掛かったときにうまく体が反応しない。

130㎝を超える大型は2㎏近くになる。片手で抜き上げるのは難しい。

Point⑦オマツリはライン優先

魚が掛かった状態でオマツリしたら、必ず声をかけて協力する。

ラインがクロスしている部分を一人が押さえ、もう一人がタチウオをラインから離す。

こうすることで、極力ラインブレイクを回避できる。

釣り人の写真

(左上)竿を立て、リーダーを手にしたときにも魚が海面から出ないようにゼロセットする(右上)オマツリは周囲で協力し合ってほどく。ラインがクロスしている場所からタチウオを遠ざけることが肝心(左下)竿を置いたら風上側の手にリーダーを巻きつける(右下)風下側の手をリーダーに添わせ両手を使って抜き上げる

三石忍に聞く・東京湾のテンヤタチウオの今とこれから

本特集の後半は、三石忍へのインタビューをお届けしよう。

ひところに比べドラゴン率は下がってきているが・・・・・・

Q・東京湾でテンヤタチウオの専門船がスタートして早2カ月、現況はどのようなスタイルで出船している船が多いですか?

A・今のところテンヤの号数は50号をメインとする船が多いですが、指定する道糸の太さによっても違うので、船によっては40号メインだったりもします。

テンビンのときのライトなのかノーマルなのかの差に近い感じですね。

ちなみに今回取材した内房富津港の川崎丸では道糸をPE1.5号厳守にして40号メインにしてます。

テンヤのタチウオは全国的に40号が主に使われていて、入手しやすいのも40号です。

潮が速ければ50号、潮が緩ければ30号といった使い分けです。

テンビンのタチウオも昔はPE3号、4号でオモリ80号、100号だったのが今ではPE1.5号でオモリ50号、60号といったライトスタイルが定着しています。

ゆくゆくはテンヤもそういった感じで発展していくのではないでしょうか。

ただ、現況では船宿ごとのレギュレーションが違っているので、釣行するときはその船宿の指定を必ず確認するようにしてください。

三石 忍のテンヤタチウオ・タックル&仕掛け

Q・今の東京湾はテンヤで大型のタチウオが釣れ盛るドラゴンラッシュに沸いていますが、この先もこのままイケそうですか?

A・110㎝、120㎝、130㎝といった大型を一人2~3本手にできていた、いわゆるドラゴンバブルは終わると思います。

なぜならそれは、産卵期の大型タチウオが群れていたところにテンヤブームがうまくリンクして釣れていたに過ぎないからです。

とはいえ大型が全く釣れなくなるわけではなく、これまで同様にテンヤでは比較的型のいいサイズが釣れ、その中に一日船中数本ドラゴンが交じってくるような状況になっていくと思います。

釣行の写真

東京湾のテンヤタチウオはまだまだ発展していくはず

Q・そうなったときに、まず大切なことはやっぱりエサですか?

A・今は単純に大羽イワシ=大きいタチウオが釣れる、となってますが、今後はエサのサイズのセレクトも重要になってくると思います。

大きなイワシで小さなタチウオが釣れないことはないのですが、魚に対して大きすぎるエサは食い込みが悪かったりハリ掛かりさせるまでに時間がかかるといった傾向が出てくるでしょう。

そのため釣れる魚のサイズや活性に応じてテンヤのシルエットやイワシのサイズなどを対応させていかないと数を釣るのは難しくなると思います。

それでも数はいらない、大型を釣りたいというのであれば、アタリは少なくなっても大羽イワシを使い続けたほうが確率は上がると思います。

今後は目的を数にするのか、型にするのかで釣り方や使うテンヤ、イワシのセレクトが変わっていくようになるでしょう。

エサの写真

アタリが少なくなってきたらテンヤの号数、シルエット、イワシの大きさなどを再考したい

Q・釣り方でいうとストップ&ゴーとただ巻き(デッドスロー)が効果的と聞いていますが?

A・効果的というか、ストップ&ゴーとただ巻きは動きと合わせが一体化した比較的簡単な釣り方で、これまでは魚の活性もよく、アタリも大きく出ていたから、それだけで十分釣れていた、ということです。

テンヤはただ巻きの場合、巻き上げている最中はやや尻下がりの姿勢で上昇していきます。

しかしこのときにアタリが出て合わせてもハリ掛かりしません。

テンヤはテコの原理が働いて真っすぐに立ってきたときに合わせることで初めてハリ掛かりします。

ただ巻きはアタリが出てもそのまま巻き続けることで徐々にテンヤが立っていき、人の手でアクションを入れなくても自動的にハリ掛かりしてくれるわけです。

ストップ&ゴーも似たような感じで、ゴーで動いているときはテンヤがやや立った状態になり、そこでハリ掛かりします。

いわゆる乗せとか食わせ系と呼ばれる釣り方ですね。

釣行の写真

数を釣るならそれまで釣れていたパターンをリセット、タチウオが反応する誘いを見つけていくことが大切

Q・その二つの誘いでアタリが出ない、釣れないとなったとき、どんな誘いをすればいいですか?

A・ジャークやフォールの誘いを織り交ぜたりテンヤのカラーを替えたり、その日そのとき、どんな誘いに反応するのか探っていかないと、これからのタチウオはアタリが出せなくなっていくと思います。

テンビンの釣りと一緒で、ジャークひとつとってもソフトがいいのかハードがいいのか、ステイの間も長めがいいのか短めがいいのかなど、テンヤのタチウオにも色んな誘いのパターンがあり、それらを試していく必要があります。

誘いがハマればタチウオの活性を上げアタリを出させることもできます。

釣り人の写真

東京湾も今後、大阪湾のようにスレたタチウオを相手にする日常がやってくると三石忍

ありがとうございました。また次の機会に色いろ教えてください。

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